2019年登場ライバルユニット

ソル・カマル(5回目)

(2019/01/23 第33回アイドルLIVEロワイヤル)

 1年の時を経てソル・カマルが戻ってきた!冬場に開催のイベントであり寒さに弱い2人だが、それを感じさせない薄着の衣装で登場。

 ライラのナターリアに対する呼称がまた呼び捨てになっていることで、ライラはナターリアのことをどのような関係性に捉えているのか、また専門家が頭を悩ませているようだ。だが、そんな悩みがどうでもよくなるくらい、ナターリアのことをお日様みたいだと例えるライラや、ライラと一緒だともっとポカポカになれると言うナターリアに尊さを感じずにはいられない。本来このような語彙をなくしてしまうような例えは、自身のライターとしての力不足を露呈することになるので、本来は忌避すべきものなのだ。だが、このやりとりを尊いという言葉以上に表現するものがあるだろうか。ソル・カマルの2人の行く先に、どうか祝福があらんことを。


鬼花フェスティバル

(2019/02/03 ドリームLIVEフェスティバルウィンターSP)

 今年も節分の季節に彼女たちがやってきた。過去の節分イベント衣装を身にまとった5人によるユニット「行列☆オニ娘」。節分に鬼となると去年も似たようなことを書いたとは思うが、やはり連想するのは鬼退治となってしまうが、ここでは鬼も人間も関係なくお祭り騒ぎがはじまるのだ。

ちなみに木場真奈美の持っている金棒は楊菲菲には重くて持てないらしい。もし演技でなければそれは小道具と呼べる代物ではないのでは……?しかし、木場真奈美なら実在の鬼さながらに金棒を振り回すこともできてしまうのではないかと思わせる何かがある。

 ナターリアはナターリアで本来鬼を追い払う力がある豆を食べて大満足しているようだ。もう鬼とは何なのか、哲学に突入しかけるところだが、我々は鬼という言葉に振り回されているだけなのだろう。人々の思いが生み出した怪物、それを鬼と言うのならば人々の思いが生み出したアイドルがまた目の前にいるのだから。


イリス・アブソリュート

(2019/05/05 第45回ドリームLIVEフェスティバル)

 アラビアンな踊り子衣装をまとったナターリア、一ノ瀬志希、ライラ、輿水幸子による4人ユニットがライバルユニットとして登場、アラビアンな物語として有名な千夜一夜物語を意識した形さながらに、観客に対してお話という名の盛り上がりを求めていった。ナターリアはその観客の盛り上がりを見て、ブラジルのお祭りを思い出すとともに、千夜あっても足りないと表現、なかなかにポエムの才能があるのかもしれない。

 しかし改めて見ると、非常に見た目麗しいユニットである。どこかの誰かの言葉を借りるならば、非常に強度があるビジュアルを持ったユニットと言えよう。

 あと一つこのユニットに関する注目すべき事象は、「#一斉ソル・カマル」が行われている当日に登場したということである。おそらくただの偶然ではあるのだが、それが必然であるかのように思わせる神秘的な何かがそこには働いていた。


スプーキー・トワイライト

(2019/09/30 第48回ドリームLIVEフェスティバル)

 同時期に開催されていた「Trick or Treat♪ ハッピーハロウィンガチャ」のSR枠として登場したナターリア、鷹富士茄子、道明寺歌鈴の3人がイベントの初日に登場し、会場のボルテージはいきなり最高潮に達した。

 スプーキー・トワイライト、直訳すれば幽霊が出そうな気味の悪い黄昏時という意味があるユニット名ということになる。北米ではハロウィンにおいてはどれだけスプーキーになれるか、スプーキーにできるかということに執心するということだ。日本のハロウィンはアメリカから伝わったと言われているが、それに比べては独特な形に変わってしまったといえるだろう。話を戻して、スプーキーという単語を用いたということは、アメリカ寄りに演出を寄せているのだろうか……と思ったが、気味の悪いのは彼女たちが登場する直前までだった。確かにこの世界が現実とは思えない不可思議さを味わったのだが、それは気味の悪さから来たものではなく、これまでになくハートを揺さぶられたから起こったのだ。彼女たちのダンスは幾度となく見てきたはずだったが、今回のパフォーマンスはこれまでのそれを遥かに上回るものだった。彼女たちの成長に驚くばかりだ。


ハロウィンナイト・カーニバル

(2019/10/07 第48回ドリームLIVEフェスティバル)

 イベントの最終日に、スプーキー・トワイライトの3人に関裕美と喜多見柚の2人を加えた5人ユニットが登場、ユニット名も打って変わって、最終日に相応しいストレートな攻め方をしてきた。どうやらヴァンパイアの2人は楽しそうだからという理由で眷属になるという。我々の貧弱な常識では考えられない事態だが、これもハロウィンというお祭りのなせる御業ということなのか。なんでもありのパーティーという言葉も彼女たちから飛び出していることだし、もう細かいことは何も考えずに一晩中踊り明かしてしまおう。この夜は一度しかないのだから。そう開き直ってからは時間が経つのを忘れて踊っていた。こんな経験はいつ以来だろう。そんなことを考えていたが一週間前に同じような経験をした気がする。


ソル・カマル(6回目)

(2019/11/04 第48回ドリームLIVEフェスティバル)

 いつの間にか、というべきか気が付けば6回目の登場となったソル・カマル。そして久しぶりの共通衣装での登場でもある。今の季節は一番夜が長い、でもブラジルは地球の反対側だから一番昼が長い、太陽の季節でもあり月の季節でもあるというこの会話、何気ない会話のようだが一種の尊さを感じたのは私だけではないだろう。

 どこかで話したことがあるかもしれないが、太陽と月というものは光と影のように描かれがちなものなのだ。科学的には、月の光は太陽の光であり自分自身が輝いているわけではない、性質そのものが異なるものなのだ、太陽と月というものをただ科学的に捉えるならば、だ。だが、この2人は違う、太陽であるナターリアと月であるライラがそれぞれお互いを対等な存在として認めているのだと、この会話から理解ってしまった、いや、とっくに理解ってはいたのだ。ただそれを改めて2人の言葉で確かめることができた、そのことが大事なのだと私は思う。

 最後に、隠れてても、太陽も月もずっと空にいるんダというナターリアの言葉があった。前も感じたことなのだが、彼女にはポエマーとしての才能が芽生えてきているのかもしれない。


 記事作成:編集部長STRic